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檜扇を蔵出し 神事前に熊野速玉大社

檜扇の状態を確認し、ほこりを布で払う巫女(4日、和歌山県新宮市の熊野速玉大社で)
檜扇の状態を確認し、ほこりを布で払う巫女(4日、和歌山県新宮市の熊野速玉大社で)
 和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社は4日、蔵から「檜扇(ひおうぎ)」を出した。14日の神事「扇立祭(おうぎたてまつり)」で、神前に立てる。

 蔵出しした檜扇は、巫女(みこ)が状態を確認し、ほこりを布で払った。

 大社によると、国宝の檜扇は18握(あく)あり、うち11握が大社にある。いずれも室町時代の作品で、ヒノキの薄い板に金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)を施している。

 扇立祭で使うのは国宝を模して作ったもの。高さ1・5メートル、幅1・65メートルの1握を本殿に、高さ80センチ、幅1・3メートルと一回り小さい6握は各社殿に立てる。

 扇立祭は、檜扇に神を招き、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願う神事。14日午後1時半ごろ~4時は一般の参拝者も檜扇を見られる。

 新型コロナウイルスの影響で、3年連続で規模を縮小する。禰宜(ねぎ)の浜中孝成さん(46)は「実り多い秋を迎えられるよう祈りたい」と話した。

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