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「ビールで乾杯楽しみ」 空港会社がホップを収穫

たくさんついたホップを収穫する参加者(和歌山県田辺市秋津町で)
たくさんついたホップを収穫する参加者(和歌山県田辺市秋津町で)
 南紀白浜空港(和歌山県白浜町)を運営する南紀白浜エアポートは、昨年から空港でビールの原料ホップを育てている。今年は白浜町や田辺市の企業などにもホップを栽培してもらっており、2日には田辺市内の畑で収穫があった。

 南紀白浜エアポートと緑化事業を手がける企業「東邦レオ」(大阪市)の企画。ホップを育てて収穫し、ビールを造って乾杯するまでを、人と人が交流する手段にしようという取り組み。

 昨年は収穫したホップを白浜町の地ビールメーカー「ナギサビール」に提供。出来上がったビール2500本は、10日間で完売するほどの人気だった。

 しかし、2500本分を造るには4キロのホップが必要で、空港で収穫した分だけでは賄えなかった。今年は空港だけでなく田辺市や白浜町の企業などにも栽培してもらっており、予定通り収穫できれば地元産ホップのみでビールが醸造できる見込みという。

 田辺市秋津町、東照雄さん(70)方の畑では、40本ほどを栽培。4月上旬に植えたつるは6メートルほどに伸び、竹ざおなどで支えていた。

 2日は、エアポートの岡田信一郎社長(50)や東邦レオの社員、東さんら地元住民ら10人がたわわになったホップを収穫した。支柱を外して取りやすい高さまでつるを下げ、手で一つ一つもぎ取った。

 東さんは「ホップは初めて育てたが、支柱を作る以外はあまり手がかからなかった。このホップでできたビールを飲むのが楽しみ」と笑顔。岡田社長は「皆で栽培、収穫したホップで造ったビールを飲むことで、多くの人に楽しんでもらおうという取り組み。ホップを通じて地元だけと言わず、県内外の人々がつながっていけば」と話した。

 市販のビールは固形で粒状にしたホップを使うのが主流。参加者によると、収穫したホップから造ったビールは香りがより爽やかに感じられるという。

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