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医療介護従事者は5日間待機 濃厚接触で和歌山県通知

 和歌山県は、厚生労働省が新型コロナウイルス濃厚接触者の自宅待機期間を最短3日間に短縮したが、県内の医療や介護・障害者施設の従事者らについては、5日間のままで変更しないとする考えを通知した。重症化リスクが高い人と接することが多い職種のため。

 厚労省はこれまで、濃厚接触者の待機期間を原則7日間、条件を満たせば5日間とし、県もこれに応じ、県内の医療介護従事者らも5日間としていた。

 「第7波」が急速に拡大する中、社会経済活動を維持するため、厚労省は22日から、待機期間を原則5日間、2日目と3日目に抗原検査で陰性を確認すれば3日間に短縮できるようにした。

 これに対し、県は同日、重症化リスクが高い人と接する機会が多い職種の人については、もし感染していた場合、施設内に感染拡大する恐れが否定できないため、これまでと変わらず、5日間の自宅待機を求める通知を関係機関に送った。

 ただ、医療機関に限っては、医療提供体制の維持が困難と判断したとき、その機関の責任において、3日間に短縮することも可能とした。この場合、国が求める2、3日目のほか、4、5日目、必要に応じて6、7日目も抗原検査で陰性を確認するよう伝えている。

 また、感染者が急増している地域や、クラスターが発生している医療、介護、障害者施設の従事者であれば、待機期間を設けないことも以前から可能にしている。医療や介護の体制確保が困難で、県が個別に認めたときに限る。5日目まで毎日、勤務前に陰性を確認することを条件にしている。

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