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重症化リスクの患者に重点 コロナ、保健所の負担軽減

和歌山県庁
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 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、和歌山県は5日から、重症化リスクの高い感染者を除き、感染者から健康観察などを確認する手法を、電話連絡からウェブシステムに切り替えたと発表した。業務が逼迫(ひっぱく)している保健所の負担を軽減し、重症者への対応を重点的にするという。

 県によると、保健所が今後も引き続き電話で連絡する対象者は原則、2歳以下、60歳以上、基礎疾患あり、症状悪化の感染者。

 それ以外の人は、受診する医療機関で、専用サイトや基本情報入力フォームが案内され、陽性が判明すれば基礎情報や症状、行動歴などを入力してもらう。

 一方、保健所は医師から報告された感染者の発生届を、県の支援センターなどに送り、感染者情報を集約する厚生労働省のシステム「ハーシス」に入力する。感染者にはハーシスからSMS(ショートメッセージ)が送られるという。

 県健康推進課によると、新規感染者が連日のように千人を超え、保健所から感染者への電話連絡が遅れるケースも出ていたという。
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