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捕獲のオオウナギ展示へ すさみ町のエビとカニの水族館

江住川河口で捕獲されたオオウナギの若魚(和歌山県すさみ町江住で)
江住川河口で捕獲されたオオウナギの若魚(和歌山県すさみ町江住で)
 和歌山県すさみ町江住の江住川河口で、県の準絶滅危惧に分類されているオオウナギ(ウナギ科)の若魚(全長約60センチ)が捕獲された。持ち込まれた近くのエビとカニの水族館(平井厚志館長)は「すさみ町では9年ぶりの確認。展示に向けて調整している」と話している。

 平井館長によると、1月26日に磯で釣りをしていた人が帰り道に水たまりにいたオオウナギに気付いて捕獲、水族館に持ち込んだ。海から来た可能性があり、現在、水質を合わせるなど調整している。

 すさみ町でのオオウナギ確認は20年間で3個体目。前回は2011年に同町見老津の長井川で捕獲された若魚(全長約60センチ)。

 オオウナギは主に熱帯域に分布する。ニホンウナギとは異なり体に斑紋がある。最大で全長2メートル、重さ20キロに達する。県内では白浜町、上富田町、田辺市を流れる富田川の一部流域が国の天然記念物に指定されている。

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