文化会館ロビーで展示している川島草堂の屏風図絵(和歌山県上富田町朝来で)
和歌山県上富田町朝来の上富田文化会館ロビーで、田辺市生まれの日本画家・川島草堂(本名友吉、1880~1940)の屏風図絵展が開かれている。4月30日まで。
川島は天性の画才があり、独学で山水や人物、動物、花鳥を画材に描いた。博物学者、南方熊楠とも親交が深かった。
展示しているのは、同町市ノ瀬の三栖紹子さん(73)所有の作品。六曲一双で、高さ約1・5メートル、幅約6メートルある。1月から12月まで、四季折々の花や動物が描かれている。三栖さんは「ぜひ皆さんに鑑賞していただければ」と話している。