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維新が浦平県議を擁立 立憲との「予備選」も、次期参院選和歌山選挙区

参院選和歌山選挙区に、日本維新の会から出馬を表明する浦平美博氏(和歌山市で)
参院選和歌山選挙区に、日本維新の会から出馬を表明する浦平美博氏(和歌山市で)
 日本維新の会和歌山県総支部は19日、今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に、県議で県総支部幹事長の浦平美博氏(53)=和歌山市=を擁立すると発表した。一方、同党は立憲民主党に対し、和歌山を含めた1人区での「野党間予備選」による候補者一本化を働きかけている。

 浦平氏は和歌山市生まれ。国士舘大学卒業後、高校教諭や知的障害者福祉工場就労支援指導員、和歌山市議(2期)などを経て、2023年に県議選和歌山市選挙区で初当選した。現在1期目。

 和歌山市であった記者会見で浦平氏は「古里を思い、国を思い、徹底的に無駄を省いていく日本維新の会のメンバーとして一生懸命戦っていこうと決意した」と話した。参院和歌山選挙区は自民党の独占状態が続いてきたとし「党利党略や人事、席を死守してきた結果、この国の姿がある」と批判した。

 党幹事長の岩谷良平衆院議員(大阪13区)は浦平氏を選んだ理由として「地元和歌山の浦平さんがいたからこそ、県総支部がここまでやってこられた」と話した。

 一方、同党が候補者一本化を申し入れている立憲民主党は今年1月、すでに和歌山選挙区に村上賀厚氏(65)の擁立を決定している。岩谷幹事長によると、「野党間予備選」は世論調査の方法を検討していて、実施する場合は、5月前半までになるとの見方を示した。

 浦平氏は、一本化について、党の決定に従うとしている。県議は県議会6月定例会後に辞職する予定。

 和歌山選挙区ではこのほか、自民党の二階伸康氏(47)、参政党の林元政子氏(51)、無所属の末吉亜矢氏(54)、無所属の望月良男氏(52)が立候補を表明している。

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