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【動画】太平洋を優雅に 海中こいのぼり、和歌山県串本沖

 こどもの日(5月5日)を前に、和歌山県串本町内にある24のダイビング店でつくる「串本ダイビング事業組合」(谷口勝政会長)は24日、同町潮岬沖の海中に、こいのぼりを設置した。コイだけでなく、カツオやマグロといった串本らしいデザインもあり、15匹が太平洋を優雅に泳いでいる。設置は5月6日まで。


 組合ではダイバーに串本の海を知ってもらうとともに、活動を通して町全体を盛り上げようと、毎年この時季に海中こいのぼりを設置している。

 この日、関係者12人が乗る船が午前9時過ぎに同町串本の袋港を出港。潮岬沖200メートルの「住崎」と呼ばれるダイビングポイントに到着すると、水深10メートルの岩と岩の間約30メートルにロープを渡してこいのぼりを設置した。

 組合の対間大将さん(36)は「海況も良くてスムーズに設置できた。串本らしくカツオやマグロのこいのぼりを設置しているので楽しんでもらいたい」と話した。

■ロケットのぼり大空泳ぐ 潮岬青少年の家


 串本町潮岬の潮岬青少年の家では「ロケットのぼり」が3本設置され、こいのぼりと一緒に大空をゆったりと泳いでいる。期間は天気の良い日の5月6日までで、午前9時~午後4時半に見られる。

 ロケットのぼりは子どもの健やかな成長と、同町田原から打ち上げられる民間小型ロケット「カイロス」の打ち上げ成功を願ってこどもの日(5月5日)に合わせて2020年から設置している。

 青少年の家の職員が古いシーツを縫い合わせて作った。ロケットから噴き出す火やカイロスのロゴを再現している。長さは6~4メートル。3~7メートルのこいのぼりや吹き流しと一緒に揚げている。

 住野具視所長(56)は「自然豊かな青少年の家で泳いでいるこいのぼりやロケットのぼりは青空によく映える。ロケットの成功を楽しみに待っている」と話した。

 ロケットのぼりは施設利用者以外でも見ることができる。その場合は職員に一声かけてほしいという。
海の中を泳ぐこいのぼり(和歌山県串本町潮岬沖で)=串本ダイビング事業組合提供
海の中を泳ぐこいのぼり(和歌山県串本町潮岬沖で)=串本ダイビング事業組合提供
本館前に設置されているこいのぼりやロケットのぼり(和歌山県串本町潮岬で)
本館前に設置されているこいのぼりやロケットのぼり(和歌山県串本町潮岬で)
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