【動画】市長に真砂氏 6選 市議18人も決まる、和歌山県田辺市のW選
任期満了に伴う和歌山県田辺市の市長選と市議選が27日、投票された。即日開票の結果、市長選は無所属で現職の真砂充敏氏(67)が、無所属で新顔の中本恵三氏(75)を大差で破り、6回目の当選を果たした。投票率は市町村合併後最低の56・54%だった。市議選(定数18)は現職14人、新顔4人が当選した。
市長選は前回(2021年)に続く一騎打ち。新市の発足から5期20年にわたって続いてきた真砂市政の評価が問われた。
真砂氏は昨年12月に会見し、6選を目指して立候補する意向を表明。市内各地でミニ集会を重ねてきた。
昨年完成した新庁舎をはじめ、合併後のまちの基盤整備に取り組んできた実績を強調。「人口減少に具体策を示したい」と訴えた。
一般財団法人からの提案を受け、市が検証を進めている公立大学の設立構想については「専門的な見地を踏まえながら、前向きに可能性を探りたい」などと理解を求めた。
自民・公明・立憲民主・国民民主の各党から推薦を受けるなど、幅広い層から支持を得た。
中本氏は、今年3月に出馬を表明。現市政について「長期政権で一部の利益が優先され、弱者が踏みつけられている」などと批判を展開した。しかし、その主張は広く浸透しなかった。
今回から定数が2減の「18」となった市議選には、現職15人と新顔8人の計23人が立候補した。当選者の党派別内訳は、公明3人、共産2人、自民1人、無所属12人。
■「人口減に具体策示す」 真砂氏
午後10時過ぎに当選確実が伝えられると、田辺市新万にある真砂氏の事務所は大きな歓声に包まれた。真砂氏は「選挙を通じ、くまなく地域を回り、考えを伝えてきた。その結果として皆さんに判断いただけた」と深々と頭を下げ、「大きな課題である人口減少問題に具体策を一つ一つ示していく」と抱負を述べた。
人口減少対策では、これまでの施策を拡充するとともに「観光客や地域住民の移動手段としてライドシェアのモデル事業に取り組む」「中心市街地に住まいを構えることのできる施策」「相続問題に関する権限を国から委譲してもらい、空き家を資源として活用する」などと新たな対策を示した。
さらに「物事のプロセスをもっと明確に示し、市政に関心を持ってもらうことが大切」とし「世の中が大きな変わり目にある。4年間の任期は大きな責任がある。皆さんと一緒に果たしていきたい」と強調した。
市長選は前回(2021年)に続く一騎打ち。新市の発足から5期20年にわたって続いてきた真砂市政の評価が問われた。
真砂氏は昨年12月に会見し、6選を目指して立候補する意向を表明。市内各地でミニ集会を重ねてきた。
昨年完成した新庁舎をはじめ、合併後のまちの基盤整備に取り組んできた実績を強調。「人口減少に具体策を示したい」と訴えた。
一般財団法人からの提案を受け、市が検証を進めている公立大学の設立構想については「専門的な見地を踏まえながら、前向きに可能性を探りたい」などと理解を求めた。
自民・公明・立憲民主・国民民主の各党から推薦を受けるなど、幅広い層から支持を得た。
中本氏は、今年3月に出馬を表明。現市政について「長期政権で一部の利益が優先され、弱者が踏みつけられている」などと批判を展開した。しかし、その主張は広く浸透しなかった。
今回から定数が2減の「18」となった市議選には、現職15人と新顔8人の計23人が立候補した。当選者の党派別内訳は、公明3人、共産2人、自民1人、無所属12人。
■「人口減に具体策示す」 真砂氏
午後10時過ぎに当選確実が伝えられると、田辺市新万にある真砂氏の事務所は大きな歓声に包まれた。真砂氏は「選挙を通じ、くまなく地域を回り、考えを伝えてきた。その結果として皆さんに判断いただけた」と深々と頭を下げ、「大きな課題である人口減少問題に具体策を一つ一つ示していく」と抱負を述べた。
人口減少対策では、これまでの施策を拡充するとともに「観光客や地域住民の移動手段としてライドシェアのモデル事業に取り組む」「中心市街地に住まいを構えることのできる施策」「相続問題に関する権限を国から委譲してもらい、空き家を資源として活用する」などと新たな対策を示した。
さらに「物事のプロセスをもっと明確に示し、市政に関心を持ってもらうことが大切」とし「世の中が大きな変わり目にある。4年間の任期は大きな責任がある。皆さんと一緒に果たしていきたい」と強調した。