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マスクの手作りが人気 材料は品薄、完成品の店頭販売も

品薄となっているマスク作りの専用コーナー(和歌山県田辺市北新町で)
品薄となっているマスク作りの専用コーナー(和歌山県田辺市北新町で)
 新型コロナウイルスの感染拡大によるマスクの品薄状態を受け、マスクを手作りする人が増えている。家庭で使うだけでなく、地元の商店などで販売する人もいる。手作りの人気ぶりに、マスクの材料も品薄になっている。

 和歌山県田辺市北新町の手芸・クラフト材料の専門店「ハトヤ」は、マスクの作り方を示した専用コーナーを設置している。

 市販のマスクが品薄になった2月上旬ごろからガーゼの布地や専用のゴムを買い求める人が増加。材料をセットにしたマスクキット、鼻の部分に使用する形状保持テープは完売し、さまざまな色が並んでいたゴムも白がわずかに残るだけとなっている。

 同店では「花粉症の時期は需要が増えるが、売り切れになるのは初めて。普段、手作りしない人も購入している。ゴムが足りないので、赤ちゃん用も勧めている。入荷の見込みがたたず、せっかく足を運んでくれたお客さんに申し訳ない」と困惑している。

 手作りマスクは、地元のハンドメードショップなどでも販売している。

 手作り雑貨なども扱う同市上秋津の中峰酒店では、以前からマスクを販売していたが、今年は問い合わせが急増。遠方の友人に送りたいと買い求める人もいるという。

 同市南新町、洋服店ワイズカンパニーギャル2階の「ハンドメイド」では、子ども用のマスクを販売している。普段から給食用としてかわいい柄が人気という。

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