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串本に新ホテル建設着々 来年度オープンへ

道の駅くしもと橋杭岩の近くで建設されているホテル(和歌山県串本町くじの川で)
道の駅くしもと橋杭岩の近くで建設されているホテル(和歌山県串本町くじの川で)
 和歌山県串本町くじの川にある道の駅くしもと橋杭岩近くで、地域活性化を目的にした新しい形のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」の建設が着々と進んでいる。来年度オープンする見込みだ。


 世界でホテルを運営する「マリオット・インターナショナル」(米国)と住宅メーカー大手「積水ハウス」(大阪市)が進めている事業。敷地面積は約1900平方メートル、鉄筋7階建て。延べ床面積3700平方メートルで90部屋ある。

 両社は、自治体と連携し、全国の道の駅を拠点にした地方活性化事業を展開。その一環で、ホテルを「道の駅」隣接地に設け、自動車やバイク、自転車、公共交通機関などで巡ってもらう「地域の魅力を渡り歩く旅」を提案していく。ホテルにレストランや土産販売コーナーは設けない「宿泊特化型」のホテルで、食事や土産は、道の駅や地域の店舗の利用を促すことで、地方創生や地域活性化を後押ししていくとしている。

 今回、国内初展開の「フェアフィールド・バイ・マリオット」ブランドのホテルは2020年秋以降、栃木、岐阜、三重、京都、和歌山、奈良の6府県に15カ所計1152室オープンする予定。近隣では、すさみ町江住(88室)、三重県御浜町阿田和(63室)で建設工事が進んでいる。

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