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教員3人感染の中学校閉鎖 和歌山県紀の川市、41人を自宅待機に

和歌山県庁
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新型コロナウイルスに関する相談窓口
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 和歌山県は8日、新型コロナウイルスに感染していた50代男性教員=海南保健所管内在住=が勤務する紀の川市の打田中学校で、新たに50代男性教員=岩出保健所管内在住=と30代男性教員=和歌山市在住=も感染していた、と発表した。中学校は8日から閉鎖して消毒。3人を除く同僚や今春他校に異動した教員、退職者を含む41人は自宅待機中で、県などが全員を検査している。

 新たに感染が確認された50代教員は6日以降に頭痛や倦怠(けんたい)感、38・5度の発熱など、30代教員は6日に38・2度の発熱があり、いずれも4月7日に発表した50代教員の濃厚接触者として検査した。教員3人とも最近は生徒との接触はなかったという。

 県によると、感染経路は分かっていない。ただ、同校の教員ら9人は3月27日に大阪府内、7人は30日に県内の、いずれも料理店で歓送迎会を開いた。海南保健所管内に住む50代教員はいずれにも参加しなかったが、新たに感染が判明した2人は県内の会に参加していた。府内の会に参加し、症状がある教員もいるという。

 仁坂吉伸知事は学校関係者が歓送迎会を開いていたことについて「一般的にはできるだけ控えようと言っているので、褒められたことではない。ここで感染したかどうかは分からないが、県外では例がある。こういう時勢なので、いまは控えてほしい」と呼び掛けた。

 県はさらに、教員2人以外に10代男性の感染も分かったと発表した。7日に感染者と発表された海南保健所管内に住む50代男性教員の息子。7日に37・6度の発熱があり、教員の濃厚接触者として検査した。軽症で、最近はあまり出歩いていなかったという。

■ここ1週間で15人 感染者増える

 これで県内で感染が確認された患者は累計で34人となった。県内で最初に確認された2月13日以降、3月末までの1カ月半では19人だったが、4月に入ると、1週間で15人となり、増加ペースが上がっている。

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