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GWの紀南、観光地ひっそり 白良浜、古道、公園も

緊急事態宣言を受け、入れなくなっている白良浜(4日午前9時半ごろ、和歌山県白浜町で)
緊急事態宣言を受け、入れなくなっている白良浜(4日午前9時半ごろ、和歌山県白浜町で)
 ゴールデンウイーク(GW)真っただ中の4日、和歌山県紀南地方の観光地は新型コロナウイルスによる外出や移動の自粛呼び掛けもあり、閑散としていた。主要な観光施設は休業しており、駐車場や公園も閉鎖され、ひっそりしている。一方、漁港や堤防では他府県からの釣り客も目立った。


 白浜町の白良浜は、緊急事態宣言を受けて町が利用できないようにしていることもあり、人の姿はない。車の往来も少なく、散歩したり自転車で走ったりする人とすれ違う程度。時折、県外ナンバーの車が走っている。

 浜通り(県道)沿いで喫茶・民宿を営む男性(72)は「例年のGWは繁忙期で、今年は4年ぶりの『早い海開き』にも期待していたが、まったく(だめ)だ」と話していた。

 田辺市本宮町の熊野本宮大社は参拝時間を短縮している。参拝者はまばらで、例年の8~9割減だという。

 それでも周辺の駐車場は関西を中心に他府県ナンバーの車が目立った。世界遺産熊野本宮館前の駐車場で午前11時ごろ、20台が止まっていたが、そのうちの半分以上が他府県ナンバーだった。

 大社は「神社は心のよりどころ。こんな時だからこそお参りしたいのでしょうが、できればそれぞれの地元の熊野神社で手を合わせてもらえれば」と話す。

 中辺路町栗栖川の滝尻王子も参ったり、熊野古道を歩いたりする人は少ない。近くで土産物店を営む50代男性によると、今年のGWは1日10人ほどしか見ないという。例年の20分の1ほどで「4月中旬から閉めている。どこの店も厳しいのでは」と嘆く。

 中辺路町内の別の土産物店も「閉めるのもやむを得ない。町には高齢者が多く、感染を防がなければならない」と複雑な表情を見せた。

■ 親子も我慢続く

 たきない町の新庄総合公園は駐車場を閉鎖し、利用を禁止している。園内の遊具や遊歩道の入り口にもロープが張られている。例年なら散歩やピクニックを楽しむ人でにぎわうが、ひっそりと静まりかえっていた。

 一方、天神崎では距離を取って竿(さお)を構える釣り人の姿があちらこちらで見られた。磯遊びを楽しむ家族連れもいた。子ども3人を連れて釣りをしていた上富田町の男性(44)は「遊びに行く場所がない。なるべく空いている所を選んだ」と話した。

 天神崎は混雑していなかったものの、同市やみなべ町、串本町の漁港では県外ナンバーの車が多く並んだ。

■ 目立つバイク

 紀勢自動車道すさみインターチェンジ(IC)に近いすさみ町江住の道の駅すさみの駐車場は午前10時ごろ、10台ほどが駐車していたが、和歌山ナンバーばかりだった。ただ、時折、ツーリング中の大型バイクが団体で休憩に立ち寄っていた。

 毎年、白浜町の実家に自家用車で帰省する途中に立ち寄っているという那智勝浦町の60代女性は「GWにこんなに車が少ないのは初めて。ただ、ツーリングのバイクが多いのが気掛かり」と話した。

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