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大鳥居建立20周年で神事  熊野本宮大社

建立20周年を迎えた大鳥居の下で営まれた清祓式で、切麻をまく九鬼家隆宮司(11日、和歌山県田辺市本宮町で)
建立20周年を迎えた大鳥居の下で営まれた清祓式で、切麻をまく九鬼家隆宮司(11日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は11日、旧社地・大斎原(おおゆのはら)にある大鳥居が建立20周年を迎えたことに合わせて神事を営んだ。

 高さ33・9メートル、幅42メートルで日本一の大きさを誇る大鳥居は、2000年5月11日に建立。鋼鉄製で重量は172トンに上るという。

 バブル経済が崩壊し、残酷な事件も発生する中、先代の宮司・宗隆氏(2003年没)が「熊野から人々の安泰や世界平和を願いたい」として建立を計画。今では熊野を代表する名所の一つとして親しまれている。

 この日、熊野本宮大社の本殿前で奉告祭を営んだ後、九鬼宮司らが大鳥居まで移動して清祓式を執り行った。九鬼宮司は「建立から20年がたち、大鳥居は心の支えの一つとして熊野のシンボルになっている。新型コロナウイルス終息後には、また皆さんにご覧いただきたい」と話していた。

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