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古道沿いに定家ゆかりの花 田辺市本宮でテイカカズラ

熊野古道沿いで見頃を迎えているテイカカズラの花(和歌山県田辺市本宮町で)
熊野古道沿いで見頃を迎えているテイカカズラの花(和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町三越の熊野古道沿いで、テイカカズラ(キョウチクトウ科)の花が見頃を迎えている。

 テイカカズラは常緑つる性の植物で、芳香がある白い花(直径2~2・5センチ)を咲かせる。名前は、熊野古道を歩き、近くの発心門王子に歌碑もある鎌倉前期の歌人・藤原定家(1162~1241)が愛する人を忘れられず、ツタカズラとなってその女性の墓に巻き付いたという伝説を脚色した謡曲「定家」に由来するという。

 発心門王子と水呑王子の中間辺りの古道沿いにも咲いており、石垣などが見頃を迎えたテイカカズラの花で覆われている。

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