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珍しい「センネンダイ」釣る 潮岬近くで田辺出身の大学生

珍魚センネンダイと釣り上げた山本航輝さん(和歌山県田辺市下万呂で)
珍魚センネンダイと釣り上げた山本航輝さん(和歌山県田辺市下万呂で)
 和歌山県田辺市出身の大学2年生、山本航輝さん(19)=京都市=が、珍しいセンネンダイ(フエダイ科)を和歌山県串本町沖で釣り上げた。全長77センチ、重さ7・2キロ。体高が高く、体色は鮮やかな赤色をしている。遊漁船の船長も「この船から初めて釣れた」と驚いている。

 山本さんは4日、父親の美鶴さん(49)=田辺市高雄3丁目=と、ブリやハタなどの大物を狙って串本町田並の遊漁船「闘龍丸」に乗船。午前6時ごろから潮岬近くの水深70~80メートル付近で釣り始めた。ハリス12号のサビキ仕掛けで、餌となるイワシなどの小魚を釣ってそのまま沈めて当たりを待つ落とし込み釣りで狙った。

 8時前「ガツン」と大きな当たりがあった。当初、大きなマダイかなと思っていたというが、水面に浮き上がってくると見たことのない魚だった。荒堀貴弘船長(36)がセンネンダイという珍しい魚であることを教え、たも網で慎重にすくってくれたという。

 荒堀船長は「水中にいるときから、体高が高く、マダイより鮮やかな赤色をしていたので、もしやと思った」と話している。

 山本さんは「珍しい魚だったのでびっくりした。また、機会があれば釣りに行きたい」と喜んでいる。

 県立自然博物館によると、県内ではめったに見られない魚で、同館への持ち込みもほとんどないという。

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