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学力調査2カ月延期、和歌山県教委 コロナの休校考慮

 和歌山県教育委員会は、毎年10月に小中学生を対象に実施している「県学習到達度調査」を、12月8日に延期すると決めた。新型コロナウイルスの影響による休校からの再開時期に、地域によってばらつきがあるため。現中学3年生が受験する高校入試の出題範囲を縮小するかどうかについては、今後検討するという。

 学習到達度調査は、県内の小学4、5年生と中学1、2年生が対象。学習の定着度を把握し、その後の授業や指導の改善に生かしている。

 県教委によると、延期は16日に小中学校に連絡した。出題範囲は例年、9月末までの学習内容としていたが、7月末までに縮小する。

 19日の県議会一般質問で、杉山俊雄議員(共産、紀の川市)は、新型コロナの影響で全国学力テストが中止になったことに触れ、運動会など学校行事を取りやめる学校もある中、県の学力調査も中止すべきではないかと、県の考えを聞いた。

 宮﨑泉教育長は「約3カ月の臨時休業を経て、各学校で学習指導の検証が必要な本年度こそ、この調査は特に有意義と考える」と中止しない考えを示した。

 また、大阪府や奈良県などが高校入試の出題範囲縮小を公表していることについて、杉山議員から、和歌山県も早期に出題範囲を周知すべきだという指摘もあった。

 宮﨑教育長は「最も優先すべきことは、将来にわたっての学力の基盤を保障すること。出題範囲を縮小すると、その単元の勉強がおろそかになる」と慎重に検討すべきだという考えを示した。その上で「市町村教委を通じて学習状況などを把握し、より良い方法を講じる」と話した。

 県教委によると、検討結果の公表時期は未定という。

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