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外来カミキリ被害広がる 紀の川市で初確認

クビアカツヤカミキリの成虫(大阪市立自然史博物館提供)
クビアカツヤカミキリの成虫(大阪市立自然史博物館提供)
 梅やサクラなどに被害を及ぼす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が、和歌山県紀の川市で初めて確認された。既に確認されているかつらぎ町と岩出市でも新たに見つかり、紀ノ川沿いで被害が拡大している。

 県農業環境・鳥獣害対策室によると、紀の川市のモモ園で6月21日、樹木から木くずやふんの混合物「フラス」が出ているのを農家が見つけ、地元のJAに通報。県かき・もも研究所(紀の川市)などの調査で、クビアカツヤカミキリの被害であることが判明し、同じ園で新たに2本の被害を確認した。さらに23~29日に周辺2キロの範囲で調べたところ、モモ園で1本の被害が見つかった。

 このほか、かつらぎ町と岩出市で6月9~29日の期間に、スモモとモモが各6本、梅1本の被害が確認されている。

 これにより県内での被害は6月29日現在、かつらぎ、岩出、橋本、紀の川の4市町の計24園で、計110本となった。

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