和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

海開きに向け準備 串本町橋杭と田原の海水浴場

海開きに向けてブイを設置する観光協会関係者ら(13日、和歌山県串本町くじの川で)
海開きに向けてブイを設置する観光協会関係者ら(13日、和歌山県串本町くじの川で)
海岸清掃用の四輪駆動バギー
海岸清掃用の四輪駆動バギー
 和歌山県の南紀串本観光協会(島野利之会長)は13日、串本町くじの川の橋杭海水浴場と同町田原の田原海水浴場で18日の海開きに向けた準備をした。協会関係者や町職員計16人が、遊泳区域を示すブイの設置や清掃に取り組んだ。海岸清掃用に本年度購入した四輪駆動バギーとビーチクリーナーも納車された。

 両海水浴場は、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、今シーズンの開設を見送ることも検討したが、新型コロナ対策を徹底してオープンすることにした。海上遊具を設置せず、駐車場は利用制限を設ける。

 島野会長(53)は「今シーズンはコロナの影響で開設が無理かと思っていたので、海開きができることにほっとしている。新型コロナ対策を徹底して、串本に遊びに来てくれた人に、この夏を楽しんでもらいたい」と話した。 

 両海水浴場の開設期間は8月31日まで。橋杭は午前9時~午後5時、田原は午前10時~午後5時に監視員を配置する。

 町によると、昨シーズンの海水浴場開設期間中(6月30日~8月31日)の利用客は、台風などで休日に雨が多かった影響で、橋杭が前シーズンより3317人少ない8439人、田原が前シーズンより635人少ない1598人だった。
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