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23のゲストハウス紹介 美浜町の種池さんがパンフレット

パンフレットと種池俊朗さん(和歌山県美浜町三尾で)
パンフレットと種池俊朗さん(和歌山県美浜町三尾で)
各ゲストハウスの所在地を示したマップや紀伊半島の見どころも掲載したパンフレット
各ゲストハウスの所在地を示したマップや紀伊半島の見どころも掲載したパンフレット
 紀伊半島にあるゲストハウスをひとまとめにして紹介しようと、和歌山県美浜町三尾でゲストハウスを営む種池俊朗さん(63)がこのほど、パンフレットを作った。地元日高地方の駅や高速道路のサービスエリアの他、東京や名古屋にある和歌山の情報発信施設などに置いている。

 種池さんは2010年、会社を退職した後、田舎暮らしを求めて兵庫県から美浜町にIターン。同年、妻千春さんとともに、海岸沿いの自宅で別荘風のゲストハウス「Z’s House(ジーズハウス)」を開業した。

 今回作ったパンフレット「紀伊半島ゲストハウスマップ」は、全国区での認知度を意識し、紀伊半島としてまとめることにした。半島周遊といった旅の提案にもつながると考えた。

 「おもてなしを重視している小規模なゲストハウス」をコンセプトに、知り合いのゲストハウスを通じて昨年秋から声を掛け、協賛金を受けて製作資金とした。和歌山県全域13軒の他、奈良県内6軒、三重県内4軒の計23軒を掲載している。

 写真とともに所在地や連絡先、料金といった情報の他、QRコードを掲載し公式ホームページや予約サイトにスマートフォンなどからアクセスできるようにしている。

 手描き風のイラストで、紀伊半島の地図も掲載し、各施設の位置を示した。マップには他に3県それぞれの有名な観光スポットも紹介した。特産グルメとして、和歌山のマグロや和歌山ラーメン、奈良の柿の葉ずしや奈良漬け、三重の松阪牛やサンマずしなども挙げた。

 パンフレットは春に計2万5千部が刷り上がっていたが、新型コロナウイルスの影響で休業している施設が多かったことなどから、緊急事態宣言解除後の6月に入ってから、大々的に配布するようになった。

 掲載している写真や情報は各施設から提供を受けたが、種池さんはすべての施設を直接訪れ、オーナーたちと交流したという。

 種池さんは「オーナーの皆さんと直接お話しすることで、どの施設もパンフレットの趣旨に合っていて、お薦めできると確認することができた。各施設は海や山といったロケーションの違いだけでなく、力を入れる取り組みや工夫点もさまざま。多彩なゲストハウスが点在する紀伊半島を、パンフレットにより効果的にアピールできればうれしい」と話している。

 パンフレットの電子版は、ジーズハウスから希望者に直接送っている。

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