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施設の活用法考える 田辺の「en+」でトークライブ

「tanabe en+」の生かし方について話し合ったトークライブ(10日、和歌山県田辺市湊で)
「tanabe en+」の生かし方について話し合ったトークライブ(10日、和歌山県田辺市湊で)
 和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前にオープンした市街地活性化施設「tanabe en+(たなべ えんぷらす)」で10日、施設の生かし方を考えるトークライブがあった。県内外で同様のコワーキングスペース(共有オフィス)を運営している人たちを講師に迎え、今後の方向性を探った。

 トークライブでは、人口2千人未満の奈良県東吉野村でコワーキングスペースを運営する坂本大祐さん、和歌山市でこの夏コワーキングスペースを開業したばかりの長谷川萌子さん、東京都のまちづくりプランナーで「en+」の基本設計にも携わった辻喜彦さんが登壇。異業種の人たちが出会って新しい仕事の企画が生まれるなど、共有オフィスならではの特徴や利点を語った。

 オンラインで参加した坂本さんは「(共有オフィスは)思ってもいなかったようなことが起こりうるスペース。エンジンを回し続けている中で、たくさんのエピソードが生まれてくるはず」とエールを送り、長谷川さんは「課題やうまくいった事例などをシェアしながら、和歌山全域を盛り上げていけたら」と話した。

 辻さんはコロナ禍でのまちづくりという視点を踏まえ「自分を受け入れてくれる、共有できる人がいる場所は、変わらず求められていると思う」と語った。
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