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カラオケ、夜遅くの飲食自粛を コロナ感染で田辺市長要請

会見を開き感染拡大防止に協力を呼び掛ける真砂充敏市長(20日、和歌山県田辺市役所で)
会見を開き感染拡大防止に協力を呼び掛ける真砂充敏市長(20日、和歌山県田辺市役所で)
 和歌山県田辺保健所管内の新型コロナウイルス感染者の急増を受け、田辺市の真砂充敏市長は20日、市役所で会見を開き、感染拡大防止のため、まずは26日までの1週間、カラオケや夜遅くの飲食店利用、旅行を控えるよう呼び掛けた。

 田辺管内では8月以降、19日までに23人の感染が確認された。田辺中心市街地の飲食店ではクラスター(感染者集団)も発生した。

 真砂市長は「これまで市内で二次感染が広がっていない前提で、地域経済を活性化する事業を展開してきたが、状況が変わった」と説明。「(プレミアム付きの)地域活性化商品券は、カラオケや午後10時以降の飲食での使用を控えてほしい。市民限定の旅行キャンペーンも1週間は利用を控えて」と協力を求めた。

 真砂市長は冒頭で「消防職員と保育士、本来感染防止を促す立場の市職員の感染が確認されたのは残念で、重く受け止めている」と謝罪。手指消毒やマスクの着用など感染防止対策の徹底をあらためて求めた。

 また、感染者への誹謗(ひぼう)中傷がネット上で相次いでいることに触れ「小さなまちだから個人情報が伝わりやすい。こういう時だからこそ助け合い、励まし合う本来の姿を目指したい。正確な情報に基づいて、冷静に行動してほしい」と強調した。

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