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紀南探検隊 パート8(5)/田辺市磯間 複雑怪奇な路地/まるで迷宮

路地
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磯間
磯間
 史跡やレトロな建物を巡ったり、スイーツの食べ歩きをしたり。まち歩きにはさまざまな楽しみ方がある。探検気分を味わいたいなら、田辺市磯間がお薦めだ。一部で「磯間ラビリンス」と呼ばれる入り組んだ路地が楽しめる。

 幹線道路から一歩踏み込むと、1人分の幅しかない路地が迷路のように入り組んでいる。Y字路でも十字路でもなく、五つ、六つと枝分かれしている=写真。まさに迷宮だ。

 8月の夕暮れ、久々に迷宮に足を踏み入れた。目的地もなくぶらぶらと歩いていたが、方向音痴の記者はいくつかの分岐を過ぎると、もう来た道が分からない。「車を止めたのはどっちだっけ」「この道、さっきも通ったような」。薄暗くなり始めた路地で迷子になってしまった。

 目印となるのは覚照寺。境内に亀塚がある。江戸時代、磯間の漁師が浜でけがを負った亀を介抱したが、死んでしまい寺で丁寧に葬った。数日後に津波があったが、亀の加護か磯間では1軒も家屋が流失しなかったという。

 他にもレトロな雰囲気の商店や丸い郵便ポストなどの写真映えスポットがあるし、岩をくり抜いたトンネルの中にある地蔵、古墳時代の遺跡など見どころが散在している。

 そんなスポットを巡っているうちに、気付けば日没前に駐車場に戻っていた。迷宮の魔力恐るべし。

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