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IR参入目指し和歌山に拠点 マカオの事業者

県が誘致するIRの運営事業参入を目指す事業者が開設した事務所(9日、和歌山市で)
県が誘致するIRの運営事業参入を目指す事業者が開設した事務所(9日、和歌山市で)
 和歌山県が誘致に取り組む「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)」の運営事業への参入を目指すIR事業者が、和歌山市内に活動拠点となる和歌山事務所を開設した。11日から一般に開放する。

 事務所を設けたのは、マカオを中心に、IR事業などを手掛ける「サンシティグループ」の日本法人。事務所は和歌山市の南海電鉄「和歌山大学前駅」に直結するビル内にあり、大学生を含め地元の人に、自由に立ち寄れる場所として開放する。

 同社が目指す和歌山IRの施設の模型を設置し、説明動画を流す。カフェやイベントスペースも利用できる。担当者は「地元の人に活用いただくことで、和歌山のIR事業やサンシティグループを知ってほしい」と話している。

 同社は9日、事務所を報道関係者に事前公開。グループの周焯華最高経営責任者は「和歌山の歴史、自然、文化を融合させたIRを一緒につくり、世界が目標とする聖地にしたい」とメッセージを寄せた。

 県は和歌山市の和歌山マリーナシティへのIR誘致を目指す。同社を含む2社が、県のIR運営業者公募に手を挙げていて、10月19日までに審査書類を提案する。来年1月ごろ、事業者を決める。

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