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コロナで宿泊客4割減 7、8月の和歌山県主要観光地

和歌山県の白浜温泉街
和歌山県の白浜温泉街
 和歌山県は、夏(7、8月)の県内主要観光地7カ所の宿泊客数は、昨年同期より4割少ない49万8500人だったと発表した。新型コロナウイルスが影響した。日帰り客を含めた総数は2割少ない240万6100人で、少なくともここ20年では最少という。

 総数は昨年比72万400人(23・0%)減。うち宿泊客は32万3900人(39・4%)減、日帰り客は39万6500人(17・2%)減だった。

 新型コロナ感染拡大で、外国人観光客や団体客が減少。イベントが中止になったことや夏休みの短縮も影響したという。

 主要7カ所のうち、最も落ち込んだのは串本町。宿泊客は昨年の48・4%減の4万500人、日帰り客は41・5%減の15万7200人、総数は43・0%減の19万7700人だった。

 次に影響が大きかったのは白浜町。宿泊客は39・2%減の24万7900人、日帰り客は24・6%減の20万9300人、総数は33・3%減の45万7200人だった。県は、海水浴場の開設期間短縮、南紀白浜―羽田の減便などが影響したとみている。

 特に宿泊客が落ち込んだのは高野町で、昨年比80・9%減の7200人。ただ、例年宿泊している信者が日帰りに変更したことから、日帰り客は24万5400人と5・5%増えた。このため、総数は6・5%減に収まり、25万2600人だった。

 一方、田辺市龍神村は、宿泊客は9100人で20・2%減だったが、日帰り客が3万8300人と2・8%減にとどまり、総数は4万7400人と6・7%減に抑えられた。8月は天候が良く、「3密(密閉、密集、密接)」が避けられるバイクや自転車による観光客が多かったという。

 このほか、田辺市本宮町の総数は昨年比21・7%減の20万5300人、那智勝浦町は18・3%減の12万4800人、和歌山市は17・4%減の112万1100人だった。
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