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龍神の「奥辺路」で道普請 モニターツアーの20人

道普請をする参加者(和歌山県田辺市龍神村湯ノ又で)
道普請をする参加者(和歌山県田辺市龍神村湯ノ又で)
 和歌山県田辺市龍神村で官民一体となり、まちづくりを進めている「龍の里づくり委員会」はこのほど、龍神村内を通る古道「奥辺路」で、道普請を目的としたモニターツアーを実施した。

 観光庁の誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業を活用し、日帰りの「幻の熊野古道道普請モニターツアー」として企画。委託を受けた東武トップツアーズが実施した。

 奥辺路は、高野山から龍神村を通り田辺市本宮町の熊野本宮大社へ続く山道。委員会企画部会の幻の熊野古道「奥辺路班」が、忘れられた山道を開拓してマップ作りなどを進め、観光客を呼び込む活動に取り組んでいる。

 これまでに奥辺路班のメンバーによる道普請はあったが、一般の参加は初めて。モニターツアーのため無料で実施した。バスで訪れた京阪神の20~60代の20人が、龍神温泉下流にある龍神村湯ノ又の山で、くいを打ったり横木を取り付けたりして約50メートルにわたり道を修繕。作業後は龍神温泉に入った。

 大阪市の会社員、内井栄二さん(57)は夫婦で参加した。勤務する会社の掲示板で募集を知り応募したといい「龍神村や奥辺路の雰囲気は良かった。龍神温泉に入ったら肌がつるつるした。また訪れたい」と話した。

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