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千羽鶴をトルコへ 串本古座高が地震被災地応援、2020年11月 エーゲ海地震

田嶋勝正町長(手前左)に千羽鶴などを渡す串本古座高校の生徒(和歌山県串本町串本で)
田嶋勝正町長(手前左)に千羽鶴などを渡す串本古座高校の生徒(和歌山県串本町串本で)
 エーゲ海を震源とする地震で被災したトルコを応援しようと、和歌山県串本町串本の串本古座高校CGS(地域包括支援)部が、被災者を見舞う千羽鶴を折った。森陽翔部長(2年)ら10人が26日、同町串本の町役場を訪れ、田嶋勝正町長に託した。

*注=この記事は2020年10月30日に発生したエーゲ海地震について2020年11月30日に掲載したものです。2023年2月6日に発生したトルコ地震についての串本古座高校の支援はこちらの記事になります。
トルコ地震の義援金集め町に寄託 串本古座高の生徒会


 部員は地震直後にトルコのために何かできることはないかと考え、千羽鶴を折ることを決め、約2週間で完成させた。千羽鶴と一緒に、トルコへの応援メッセージを書いた色紙2枚と、昨年同町くじの川の道の駅「くしもと橋杭岩」で開催した「CGSフェスタ」で販売したトルコのパン「シミット」などの売上金の一部も託した。

 トルコ軍艦エルトゥールル号が1890年9月16日、串本沖で遭難し、地元住民が救助活動に当たったことが、日ト友好のきっかけになったとされている。今年9月16日には両国の友好130周年を記念した追悼式典が町内で開かれた。

 田嶋町長は「トルコ大使館を通じて本国へ送らせてもらいたい。友好の歴史は積み重ねが大事。このような行動が素晴らしい歴史をつくっていく」と感謝した。

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