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新年に向け手描き千枚 本宮大社が「丑」の色紙

新年に向けて来年の干支「丑」を描いた色紙を仕上げる九鬼家隆宮司=2日、和歌山県田辺市本宮町で
新年に向けて来年の干支「丑」を描いた色紙を仕上げる九鬼家隆宮司=2日、和歌山県田辺市本宮町で
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の九鬼家隆宮司(64)は2日、新年に向けて制作してきた来年の干支(えと)「丑(うし)」を描いた色紙を仕上げた。

 色紙は、新年初祈祷(きとう)を受けた参拝者に授ける宮司手描きのものと、社頭で授与する印刷のものの2種類ある。

 手描きの色紙は、太陽を背に金色で縁取りした黒い牛の絵に「大きく羽ばたくことができる明るい年であるように」との願いを込め「翔」という漢字を書き添えた。7月初旬から制作を始め、2日に千枚を完成させた。

 印刷の色紙は、九鬼宮司がコロナ禍で奮闘する医療関係者らへの感謝を込めて、鏡餅を背負った青い牛を描き「出発」という言葉を書き添えている。2千枚制作し、1枚2千円で、3日から社頭での授与を始めた。

 九鬼宮司は「ともに新型コロナウイルスの終息を願いながら仕上げた。皆さんが力強く前に進む一年であってほしい」と話している。

 問い合わせは熊野本宮大社(0735・42・0009)へ。

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