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スイーツ弁当いかが 新庄中2年生と和菓子店が協力

和菓子店で甘党弁当の商品化について打ち合わせする新庄中の生徒(田辺市下屋敷町で)
和菓子店で甘党弁当の商品化について打ち合わせする新庄中の生徒(田辺市下屋敷町で)
新庄中の生徒が発案した「甘党弁当」
新庄中の生徒が発案した「甘党弁当」
 田辺市の新庄中学校2年生と和菓子店が協力して、さまざまな種類のスイーツを詰めた「甘党弁当」の開発を進めている。主食やおかずが一切入っておらず、他の弁当とセットで買ってもらうことを前提にした異色の弁当。2月に市内である朝市「弁慶市」での販売を目指す。

 新庄中2年生はキャリア学習の一環で、県の特産品を使った弁当の商品化に取り組んでいる。18日に9班がアイデアを競うコンテストがあり、「甘党弁当」は商品化を逃したが、独自の視点が評価され、和菓子店「菓匠二宮」(田辺市下屋敷町)との共同作業で「復活」した。

 「甘党弁当」は、梅ジャムの入ったもなかやミカンチョコ、パンケーキ、コンペイトーなど和菓子と洋菓子を詰め合わせる。発案した3人は22日、二宮を訪問して「少しずついろんなスイーツが食べられる」「コロナ禍でもシェアしやすい」など商品のこだわりをアピールした。

 二宮茂樹社長は「通常、弁当は人数分しか買わないが、これならプラスして買ってもらえる。他と競合しない。斬新な発想」と評価。「コストや材料面で、案をそのまま商品化するのは難しいが、パンケーキをどら焼きにするなど工夫して、できるだけ再現したい」と協力を約束した。

 発案者の一人、糸川昌輝君は「練り込んで考えたアイデアだけれど、商品化にはさらにハードルがあると分かった。どんな弁当に仕上がるか楽しみ。早く食べてみたい」と期待を膨らませた。

 2月の弁慶市は21日に田辺扇ケ浜カッパークである。

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