和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は、龍神村内の飲食店やイベントなどを紹介した観光情報誌「ＲＹＵＪＩＮ　ＫＡＮＫＯＵ　ＭＡＧＡＺＩＮＥ（龍神観光マガジン）」を発行した。

　昨年８月に初めて発行。愛称は「リュウマガ」。年２回の発行で今回は「冬編」となる。初回に続いて観光協会職員で地元出身の寒川若菜さん（２２）が、龍神村の人、モノ、魅力などを観光の視点で取材して編集した。

　Ａ４サイズで４ページ。フロントページは、護摩壇山の雪景色をカラーで掲載。中面の龍神散歩日記では、パン店「もんぺとくわ」、カフェ「香房ゆず夢」を紹介。新しくオープンした「菓子工房ＨＯＣＣＯ（ホッコ）」「薪（まき）窯パン五風十雨」も取り上げている。

　知られていない場所を巡る「龍神マニアすぽっと」のコーナーでは、甲斐ノ川にある三柱鳥居を写真付きで紹介している。

　昨秋開かれた「翔龍祭」のイベント内容を動画で見ることができるようにＱＲコードを印刷している。

　寒川さんは「小さい頃からあった飲食店でも、取材をしてみると新しいメニューがある。龍神村にはすてきな店が多く、これからもリュウマガを通じてどんどん新しい情報を伝えていきたい」と話している。

　３千部を印刷し、龍神村の道の駅や県内の観光協会などに配布している。龍神観光協会にも若干数ある。