和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

投票用紙を二重交付 串本町W選でミス

 和歌山県の串本町選挙管理委員会は18日、同日に投開票された町長選と町議選で、既に期日前投票を済ませていた80代女性に対し、投票日当日にも投票用紙を交付してしまうミスがあったと発表した。

 選管によると、同日午前11時ごろ、同町伊串の投票所に、女性が昨年8月9日に執行された町議補欠選の入場券を持参。職員が選挙人名簿を入念に確認しなかったため、再度、町長選と町議選の投票用紙計2枚を交付した。

 別の職員が女性が期日前投票を済ませていることに気付いたが、既に投票用紙が投票箱に入っており特定できないため、投票したものとして取り扱った。

 選管は「投票の公平性を損なうことになり、関係者および町民の皆さまにご迷惑をお掛けした」と謝罪した。再発防止のため、今後の選挙では選挙入場券が一目で識別できるよう改善する。

 また、18日の開票作業でミスがあり、確定に約30分の遅れがあった。不在者投票の二重カウントと疑問票端数の読み間違えがあったという。

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