和歌山県白浜町十九渕の日神社（吉田隆宮司）の例大祭が１９日にあった。華やかな衣装に身を包んだ稚児が拝殿から本殿へ進み、健康を祈願した。

　来年度に小学校へ入学する子どもを対象にした神事で、今年は南白浜、富田、北富田、西富田の各校へ入る予定の男女２３人が参加した。本殿前では、地区名に続いて「お参りに来ました」とあいさつした後、御幣を振った。来春、南白浜小へ入学する山本凪紗ちゃん（５）＝白浜町中＝は「かわいい服を着られてうれしい」と話していた。

　新型コロナの影響で、例大祭は区長や総代ら関係者だけで執り行った。子どもたちは１週間前から体温や体調を確認しており、当日はマスクを着けたまま神事に臨んだ。