和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

ハマボウフウが開花 白浜、ハマヒルガオと競演

海岸の砂地に咲くハマボウフウ(手前)とハマヒルガオ=和歌山県白浜町椿で
海岸の砂地に咲くハマボウフウ(手前)とハマヒルガオ=和歌山県白浜町椿で
 和歌山県白浜町椿の砂地で、近年生息地が少なくなっているセリの仲間ハマボウフウ(浜防風)と、ハマヒルガオ(浜昼顔)が開花している。例年より開花が早いという。

 ハマボウフウは、若芽が刺し身のつまとして使われる海浜植物。茎の高さは5~40センチほどで、花はセリの仲間を特徴づけるように、放射状に出た花柄の先端に小さな花が集まって咲く。根はゴボウのように長い。

 一方、ハマヒルガオは海岸に生えるヒルガオの意味で、あちらこちらの砂浜で見られる。花は4、5センチほどで、葉の脇の柄から一つ咲く。花びらは5枚がつながった漏斗状をしている。砂地をはうように広がる。

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