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双子の姉妹が空手全国大会へ 県中学の個人、団体で上位

全国大会の出場権を得た田中惺夏さん(左)、夏萌さん(中央)姉妹。中松あいりさんは女子形で3位に入った=拳武館白浜支部提供
全国大会の出場権を得た田中惺夏さん(左)、夏萌さん(中央)姉妹。中松あいりさんは女子形で3位に入った=拳武館白浜支部提供
 第23回和歌山県中学校空手道選手権大会が20日、有田川町であり、田辺・西牟婁から出場したうち、富田(白浜町)2年の田中夏萌さんが女子組手で優勝。双子の姉・惺夏さんと臨んだ団体組手でも富田女子は準優勝した。ともに山口市で8月に開かれる全国大会の出場権を得た。

 県空手道連盟などが全国大会の選手選考も兼ねて開催。約80人が参加して腕を競った。各部門の上位2人(校)が、8月20~22日にある第29回全国中学生空手道選手権大会(全日本空手道連盟など主催)の出場切符をつかんだ。

 女子組手は26人が参加し、トーナメントで争った。夏萌さんは決勝で吉備(有田川町)の3年生を破り、優勝を決めた。惺夏さんは準決勝で敗れて3位だった。

 女子団体組手(3人制)は5校が参加し、2勝した方が勝ち上がるトーナメントで争った。富田は他校より1人少ない状態で臨んだが、初戦で城南(新宮市)を制し、決勝へ駒を進めた。決勝では吉備に敗れた。

 夏萌さんは「練習の成果を出せた。全国大会の個人戦では勝ったことがないので、1勝したい」。惺夏さんは「全国の団体戦は強い気持ちで頑張りたい」と話した。2人は「スタミナを付けて臨みたい」とも語った。

 田辺・西牟婁からはこのほか、女子形(16人参加、トーナメント)で高雄(田辺市)2年の中松あいりさんが3位に入賞した。

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