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RSウイルスが猛威 和歌山県内、過去10年で最多

RSウイルス感染症の患者報告数
RSウイルス感染症の患者報告数
 風邪のような症状で、乳幼児がかかると重症化することのある「RSウイルス感染症」が和歌山県内で猛威を振るっている。30カ所ある定点医療機関から最新の1週間(第29週、7月19~25日)に報告された患者数は265人。前週(395人)や前々週(400人)よりは減ったが、過去10年の同時期で最も多かった2017年(30人)の8倍を超えている。県健康推進課は感染予防のため、手洗い、うがいの徹底を呼び掛けている。


 県感染症情報センターによると、県内の1定点医療機関当たりの患者報告数は8・83人で、全国(4・64人)の2倍近くになった。

 保健所管内別でみると、和歌山市が83人で最も多く、次いで新宮の66人、岩出49人、御坊25人、田辺23人、湯浅15人、橋本と海南が各2人だった。1定点医療機関当たりでは新宮保健所管内が33・00人で最も多く、御坊(12・50人)と岩出(12・25人)も10人を超えた。田辺は5・75人で前週(10・00人)より減った。

 田辺市の小児科医によると、市内では既に感染のピークは過ぎているという。今春以降に患者が急増した要因については、昨年は新型コロナウイルスの感染対策の徹底によってRSウイルスの患者数が減ったが、そのため幼稚園や保育所、学校で集団免疫が下がり、その反動から急増したとの見方があるという。

 RSウイルス感染症は発熱や鼻水が主な症状の呼吸器感染症で、通常は軽症で済む。だが、一部はせきがひどくなり、肺炎や細気管支炎になるなど重症化することがある。2歳までにほぼすべての子どもが感染するとされているが終生免疫は得られないため、何度も繰り返して感染する。ただ、再感染以降では風邪のような症状のみで治る場合が多い。

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