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【詳報】過去2番目の51人感染 和歌山県、帰省や観光関連注意

 和歌山県は15日、過去最多だった55人(4月20日)に次ぐ51人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。14日は40人で、初めて3日連続で40人以上となった。帰省関係や、旅行者ら県外在住者と接する機会の多い人らの感染が増えているといい、県は注意を呼び掛けている。

 14日と15日に発表された感染者の保健所管内別は、和歌山市34人、新宮と御坊が10人ずつ、橋本7人、岩出6人、田辺5人、湯浅と海南が3人ずつ、県外13人。全保健所管内で感染者が確認されるのは3回目で、2日連続。

 田辺管内の4人はすでに発表されている感染者の同居家族や友人、同じ職場の人。あとの1人は感染経路が明らかになっていない。

 最近の感染者の傾向として、県内への旅行者▽紀南地域などで、宿泊施設、タクシー、飲食店、ショッピング施設の従業員ら県外の人と接する機会が多い人▽感染拡大地域から帰省、同地域へ帰省した人、その関係者が多い。15日発表のうち4割の21人は帰省関係で感染したとみられるという。

 直近1週間の県人口10万人当たり感染者数は26・2人で、「感染爆発段階」(ステージ4)の基準25人を再び上回った。4日の28・1人から、11日には20・8人まで下がったが、また上昇している。保健所管内別では御坊が最多の44・9人で、次いで海南40・2人、湯浅22・9人、和歌山市22・8人などとなっている。

 感染者の累計は3475人。うち、デルタ株感染者は、疑いを含め251人(うち確定8人)と増えている。デルタ株は感染力が強いとされ、同時に家族全員の陽性が確認されるケースも出ている。

 入院者は263人で、病床500床に占める使用率は52・6%。

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