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富田中の新体育館が完成 白浜町、小中学校の耐震化完了

富田中学校の新体育館完成を祝う関係者ら(24日、和歌山県白浜町栄で)
富田中学校の新体育館完成を祝う関係者ら(24日、和歌山県白浜町栄で)
 和歌山県白浜町は、富田中学校(白浜町栄)新体育館の建設工事を終えた。落成式が24日にあり、出席した関係者が完成を祝った。2010年度に始めた町内の小中学校の耐震化事業は、これで完了した。

 新体育館は鉄筋コンクリート2階建て(総床面積1782平方メートル)。卓球場や柔剣道場なども入っている。一部の部活動では使い始めているという。災害時には避難施設として使う。19年2月から工事をしていた。

 旧体育館は、前回の東京五輪の3年前に当たる1961年6月の完成。老朽化していたほか、アリーナは540平方メートルしかなかった。

 町は今後、部室棟の建築や旧体育館、旧柔剣道場の解体撤去、グラウンド整備などを進め、一連の事業を来年2月末に終える予定。

 落成式には約30人が出席。生徒代表で3年の溝川夢叶君は、寒い日も暑い日も工事を続けた業者に感謝した上で「旧体育館には『お疲れさま』、新体育館には『よろしくね』と伝えたい」と話した。井澗誠町長は「住民の方々にも積極的に使ってもらいたい」とあいさつした。

 町教委によると、小中学校13校のうち、耐震診断の結果を踏まえて校舎や体育館を建て替えたのは3校。8校で補強をした(10年度以降、重複あり)。

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