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心に寄り添う看護師に 熊野高看護科で宣誓式

ナイチンゲール像のそばで1人ずつろうそくに火をともした(9月30日、上富田町朝来で)
ナイチンゲール像のそばで1人ずつろうそくに火をともした(9月30日、上富田町朝来で)
 上富田町朝来の熊野高校看護科専攻科の宣誓式が9月30日、近くの上富田文化会館であった。病院での実習を前に、1年生36(男子4、女子32)人が決意を新たにした。

 看護科は高校課程3年と専攻科課程2年の一貫教育。専攻科1年生は11月29日から2週間、田辺市内の病院で実習する。

 式では会場の明かりを落とし、生徒が壇上で「患者さまの心に寄り添う看護師になります」「看護技術を磨き続ける看護師になります」「信頼される看護師になります」などと宣誓した。ナイチンゲール像のそばで、看護の精神を受け継ぐためにろうそくに火をともした。

 生徒を代表し、安田愛さん(18)は、コロナ禍で実習ができなくて不安だったことに触れながら「私たちは自らの決意を胸に刻み、36人の仲間と絆を大切に、共に成長していきたい」と述べた。入澤和彦校長は「看護の道にまい進してください。先の見えないコロナ禍に立ち向かってください」と激励した。専攻科2年を代表して藤野瑞希さん(20)が祝辞を述べた。

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