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隠れ家的キャンプ場を上富田にオープン 祖母の家を利用

空き家になっていた祖母の家の周辺でキャンプ場を始めた岡野真子さん(上富田町朝来で)
空き家になっていた祖母の家の周辺でキャンプ場を始めた岡野真子さん(上富田町朝来で)
 上富田町朝来の山中に、1人で、または親しい人たちと静かに過ごすことができるプライベートキャンプ場「Grandma’s Garden Kamitonda(グランマズガーデンカミトンダ)」がオープンした。1日4組限定。人混みを避けたい人向けの隠れ家的キャンプ場だ。

 大阪府出身の岡野真子さん(35)が、両親の協力で、空き家になっていた祖母の家を改修し、周囲の山を整備して始めた。1区画は広さ15・75~50平方メートルの4種類。紀勢自動車道上富田インターチェンジから車で約5分の山の上にある。

 岡野さんは、ニューヨーク市マンハッタンのしゃぶしゃぶ店で4年間勤務した経験がある。現地での活動は、米紙ニューヨーク・タイムズや日本のテレビ局に取り上げられたという。

 ニューヨークでの生活に一区切りをつけて帰国。日本で飲食店を開きたいという新たな目標を持っている。その第一歩として小さい頃から両親と一緒に遊びに来ていた楽しい思い出の詰まった土地で、キャンプ場を始めた。

 キャンプ場は、心身共にやすらげる場所づくりを心掛けている。自然の姿を極力残したり、キャンプ場での生ごみを堆肥にしたりするなど、「サスティナブル(持続可能)なキャンプ場」を目指している。インターネットなどでこのキャンプ場の存在を知った人たちがすでに県内外から訪れている。

 キャンプ場と並行して今後、飲食業も本格的に始める予定。現在も客から予約があれば、料理を提供している。

 岡野さんは「今後、キャンプ場の近くにコテージを建てて、海外からのお客さまも迎えられるようにできればと思っている。もう一度、ニューヨーク・タイムズに取り上げられるように頑張りたい」と話している。

 問い合わせは、岡野さん(ggkamitonda@gmail.com)へ。

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