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みなべ町で奉納花火 津波避けた鹿島神社に感謝

海面を染める花火(1日、和歌山県みなべ町埴田で)
海面を染める花火(1日、和歌山県みなべ町埴田で)
 和歌山県みなべ町埴田、鹿島神社の奉納花火祭が1日、南部海岸であり、多くの見物人が暑さを忘れ、次々と打ち上げられる光の芸術に見とれた。

 宝永4(1707)年の大地震で津波が来襲した際、同町沖の鹿島から怪火が現れて津波を東西に導き、南部浦は波静かで被害が少なかったという。住民は鹿島明神の霊験に感謝し、翌年から、海浜でたいまつやちょうちんを奉納するようになったのが祭りの始まりとされる。

 夕方、氏子の九つの区(南道、千鹿浦、北道、栄町、東吉田、芝﨑、埴田、片町、新町)の大人や子どもが、ちょうちんを持って各区から、神社に向けて行列した。

 一行は「ちょうい、さんじゃい」と掛け声を掛けながら歩いた。掛け声は「潮位、三丈(約10メートル)」か「津波が押し寄せてくるので逃げよ」という意味だと考えられ、災害への備えとして受け継いでいこうと、各区で取り組んでいる。

 各区の行列は神社でおはらいを受けた後、縄を張った海岸の「陣屋」に集まった。午後8時ごろから、早打ちや仕掛け花火が打ち上げられた。今年初めて供養花火も打ち上げられた。

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