和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

田辺市が優秀賞 近畿市町村広報紙コンクール

「広報たなべ」の受賞を喜ぶ企画広報課の職員(和歌山県田辺市役所で)
「広報たなべ」の受賞を喜ぶ企画広報課の職員(和歌山県田辺市役所で)
 第33回近畿市町村広報紙コンクール(毎日新聞社、毎日文化センター主催)で、応募75件の中から和歌山県田辺市の「広報たなべ」が優秀賞に選ばれた。

 広報たなべは月1回、3万4700部を発行。親しみやすい広報紙を目指し、できるだけ多くの市民に紙面に参加してもらうよう心掛けている。

 昨年5月には紙面を刷新。横書きを増やしたり、市内の子どもや高校生が登場するコーナーをカラー化したりと、より見やすくなるよう工夫した。

 受賞対象の昨年7月号では、紀南広域廃棄物最終処分場の供用が開始されたのをきっかけに、ごみ問題について考える内容にしようと「私たちが出すごみの行方」と題した6ページの特集を組んだ。

 年間のごみ排出量や、分別したごみが処理されるまでの流れ、リユース(再使用)の取り組みなどを写真とともに紹介。審査講評では「処分場の使用開始を機に、ごみについて考える特集に持っていく企画力を評価する」「さまざまな視点から取り上げていて良い」「インパクトのある写真が印象的」などと評価された。

 編集を担当しているのは、市企画広報課の太田洋係長(52)、古久保清子さん(45)、上村利幸さん(32)、池田将人さん(28)の4人。編集長の池田さんは「紙面の刷新直後の受賞でうれしい。市域が広いので取材は大変だが、旧5市町村をできるだけ回るようにしている。若い人たちも含め、幅広い世代にもっと読んでもらえるようにこれからも工夫していきたい」と話している。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ