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上富田と那智勝浦で町長選 22年の選挙、参院や知事も

今年予定されている和歌山県内の選挙
今年予定されている和歌山県内の選挙
 和歌山県内では2022年、首長選が8市町、市町議選も補欠選を含め8市町で予定されている。紀南では上富田町と那智勝浦町で町長選、白浜町と上富田町で町議選がある。夏ごろには参院選、冬前には知事選も行われる。

【町長選】

■上富田町

 1月30日投開票。現職の奥田誠氏(58)=上富田町朝来=と、元県職員の田中健司氏(60)=同町市ノ瀬=が立候補を表明している。現時点では他に立候補の動きは見られず、一騎打ちとなる公算が大きい。

■那智勝浦町

 4月24日投開票。今のところ元町議で総合食品卸業社長の和泉行洋氏(55)=那智勝浦町勝浦=と、現職の堀順一郎氏(62)=同町浦神=が立候補を表明している。

【町議選】

■白浜町

 3月20日投開票。定数は現在の「14」から2減って「12」になる。

 引退がささやかれる現職はいるが、実際に表明した人はいない。複数の新顔が立候補を目指しており、選挙戦になりそうだ。町選挙管理委員会は1月27日に立候補予定者説明会を開く。

■上富田町

 4月24日投開票。定数は12。立候補を目指している新顔が複数いるとみられる。町選管は3月11日に立候補予定者説明会を開く。

【参院選】

 自民現職の鶴保庸介氏(54)が5期目を目指す。他に立候補の意向を表明している人はいない。

 最大野党の立憲民主党の県連は、擁立の可能性も含めて候補者を探しているといい、共産党県委員会はまだ何も決まっていないという。

 6年前の参院選では、安保法制の廃止などを目指す市民団体が、3年前は連合和歌山などが、野党の統一候補を擁立し、自民現職候補に対抗した。

【知事選】

 現時点で、立候補を表明した人はいない。

 現職の仁坂吉伸氏(71)は現在4期目で、12月16日に任期満了を迎える。次期知事選への立候補については昨年11月の記者会見で「現職知事の出処進退は議会で表明するのが麗しい伝統になっている。それまでは軽々に言えない」と述べ、意向を明らかにしていない。

 立憲民主党県連は「まだノーアイデア」としている。共産党県委員会はこれまで通り、労働組合や女性団体などでつくる団体「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」と共に、候補者を立てたいとしている。

 18年11月の前回選では自民、公明、国民民主、社民の各党県組織から推薦を受けた仁坂氏が、共産党の推薦を受けて「カジノを含む統合型リゾート施設」(IR)誘致反対を訴えた市民団体事務局長と一騎打ち。仁坂氏は有効投票数の8割に当たる約24万6千票を獲得して圧倒したが、前の選挙より約2万票落とした。

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