和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

IR、14カ所で説明会 28日から和歌山県

 和歌山県は18日、和歌山市の「和歌山マリーナシティ」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート施設」(IR)の区域整備計画案について、28日から県内14カ所で県民への説明会、2カ所で県民から意見を聞く公聴会を開くと発表した。田辺市や新宮市での説明会はオンライン形式となる。

 県はIR業者と共同で、IR区域整備計画案を作成し公表。県民から意見を募る「パブリックコメント」(パブコメ)を3月10日まで実施している。県はパブコメや公聴会、説明会での意見などを計画案に反映させ、和歌山市議会などの同意、県議会の可決を経て、4月28日までに国に申請する。

 説明会は28日から3月6日まで計14カ所で開く。県担当者が計画案を説明し、質疑応答の時間も設ける。うち和歌山市内7カ所と海南市1カ所の会場を除く6カ所はオンライン開催とする。紀南の会場は田辺市朝日ケ丘の西牟婁振興局4階大会議室(定員45人)、新宮市緑ケ丘の東牟婁振興局3階会議室(30人)で、いずれも3月1日午後2時~3時半にオンラインで説明を聞く。

 田辺市と新宮市の会場は2月28日午後5時までに申し込む。延期前の昨年11月と12月に予定していた説明会の申込者も再度、申し込みが必要となる。先着順で、定員に達したら締め切る。

 公聴会は3月12日に海南市日方の海南商工会議所、13日に和歌山市七番町の和歌山城ホールで開く。県の担当者が公述人から直接、区域整備計画案について話を聞く。その場では県から回答しないが、後日、公述人の意見と県の見解をホームページ(HP)に公開する。

 公述の希望者は2日までに申し込む。県在住か県内に通勤・通学している人が対象。定員は各会場20人で、申し込み多数の場合は、多様な意見になるよう選定する。団体としての申し込みについては、1団体から1人とする。

 傍聴は誰でも可能で、3月2日までに申し込む。定員は各会場60人で、申し込み多数の場合は抽選する。

 いずれも、県IR推進室まで、電子メール(e0201001@pref.wakayama.lg.jp)かファクス(073・422・1812)、郵送(郵便番号640―8585 和歌山市小松原通1丁目)で申し込む。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、中止する場合がある。

 問い合わせは県IR推進室(073・441・2334)へ。


 県は18日に、パブコメの公表資料に、国申請様式の計画案も加えた。県IR推進室のHPに掲載している。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ