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南紀勝浦温泉が1位 温泉総選挙の歴史・文化部門

和歌山県の南紀勝浦温泉
和歌山県の南紀勝浦温泉
 温泉地の活性化を目的にした「温泉総選挙2021」の歴史・文化部門で、和歌山県那智勝浦町の南紀勝浦温泉が1位に選ばれた。同温泉が1位になるのは2019年以来2回目。

 「総選挙」は、官民一体で観光地の活性化に取り組む「旅して日本プロジェクト」が毎年開催している。今年で6回目。リフレッシュ部門、うる肌部門など計9部門あり、全国132の温泉地がそれぞれ一つの部門に参加した。

 歴史・文化部門は「歴史上の出来事や人物にゆかりのある温泉地や、独自の文化を残している温泉地」が対象で、10温泉地が参加。昨年11月~今年1月にインターネット上で投票を受け付けた。昨年3位の南紀勝浦温泉は7973票を獲得し、岩手県花巻市の鉛温泉藤三旅館(7391票)を上回った。3位は広島市の湯の山温泉(7193票)だった。

 県観光振興課の担当者は「南紀勝浦温泉旅館組合の情報発信や地元各宿泊事業者の日々のサービスが積み重ねられた結果。南紀勝浦温泉は、県にとっても貴重な観光資源。今年予定されているJR西日本の『WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河』の運行や、民間ロケットの打ち上げとともに紀南への誘客を図っていきたい」と話している。

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