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「思い出届けます」と記念誌 中止のグルメ甲子園実行委

神島高校と南部高校の生徒でつくるグルメ甲子園高校生実行委員会のメンバー
神島高校と南部高校の生徒でつくるグルメ甲子園高校生実行委員会のメンバー
記念誌とトートバッグ、高校生が選んだ梅製品の詰め合わせ
記念誌とトートバッグ、高校生が選んだ梅製品の詰め合わせ
 新型コロナウイルスの影響で中止になった「UME―1フェスタ」(和歌山県みなべ町など主催)のグルメ甲子園高校生実行委員会は、出場予定だった10チームに思い出を届けようと大会記念誌を作った。オリジナルのトートバッグ、実行委が選んだ梅製品とともに発送する。


 「UME―1」は2月13日にみなべ町で開催予定だった。グルメ甲子園はその中のメインイベント。県内外の高校生が梅を使った料理を調理、販売し、味や接客などを競う。昨年5月から準備を始め、12月には約40チームの応募から書類選考で出場校を決定。ポスターやチラシを作ってPRしていた。

 高校生実行委は神島と南部の生徒計12人で構成。出場チーム同士の交流機会が失われたことから、少しでも良い思い出をつくりたいと、各チームの料理を紹介した記念誌やオリジナルデザインのトートバッグを作った。

 記念誌では、福知山淑徳(京都府)の「あったかおでんがええ塩梅」に「こたつで食べたいで賞」、紀北農芸(かつらぎ町)の「3種の梅ジャガチーズボール」に「インスタグラムでバズるで賞」など全ての料理に賞を設定。賞状も作った。

 記念誌とともに、トートバッグに神島屋の「梅あられ」「ジャバラと梅のジャム」「梅ポップコーン」など5種類の梅製品を詰め合わせ、出場者一人一人に届ける。

 実行委員長で神島2年の小阪彩音さんは「初めて実行委員になり、県外の高校生との交流をすごく楽しみにしていただけに中止は残念。記念品が和歌山、みなべに興味を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。

 記念誌は200部、トートバッグは100個作った。地域のイベント役員にも配布する。

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