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感謝を胸に巣立つ 紀南地方の小学校で卒業式

別れの言葉を述べる卒業生(23日、和歌山県田辺市中三栖で)
別れの言葉を述べる卒業生(23日、和歌山県田辺市中三栖で)
 和歌山県紀南地方の多くの小学校で23日、卒業式があった。6年生が周囲への感謝を胸に、思い出の詰まった学びやを巣立った。

 田辺市中三栖の三栖小学校では60人が卒業した。南俊秀校長が壇上で卒業証書を一人一人に手渡した後「皆さんは最高のチームワークと忍耐力を持った6年生だった。今のチームワークを大切に、中学校でも元気に頑張ってほしい」とエールを送った。

 新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、在校生は5年生55人だけが参加し、送る言葉や歌を発表。「皆さんの優しさ、たくましさ、そして三栖小学校の伝統を受け継ぎ、明るく楽しい学校にしていきます」と力を込めた。

 6年生はこれまでの思い出を振り返り、支えてくれた周囲への感謝の気持ちを述べた。「私たちの前には果てしない未来が広がっている。私たちは進みます。希望の明日に向かって」と力強く声を合わせ、合唱曲「旅立ちの日に」を歌って締めくくった。

 最後は保護者や教員、5年生らの大きな拍手を受けて退場。会場外では廊下の両脇に並んだ1~4年生からも拍手が送られた。

 この日は、新型コロナの影響で一部の小学校が式を延期した。

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