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歩行者の安全確保など重点 春の交通安全運動始まる

交通安全運動で啓発品を手渡す桂三歩さん(中央)=6日、和歌山県田辺市新屋敷町で
交通安全運動で啓発品を手渡す桂三歩さん(中央)=6日、和歌山県田辺市新屋敷町で
 春の全国交通安全運動が6日、始まった。和歌山県内各地で啓発活動などがある。新しく学校に通う子どもをはじめとする歩行者の安全確保、自転車の交通ルール順守、飲酒運転の根絶などに重点を置く。15日まで。

 6日朝、交通事故をなくする田辺市民運動推進協議会(会長=真砂充敏田辺市長)が田辺市新屋敷町の市役所前の道路で街頭啓発し、通勤するドライバーらに「安全運転をお願いします」などと声を掛けながらタオルなどの啓発グッズを配った。特別ゲストとして同市出身の落語家、桂三歩さんも参加した。

 啓発活動前の決起集会では、真砂市長の代理で木村晃和副市長が「65歳以上の高齢者が関係する事故の割合が年々増加しており、高齢者の交通事故防止対策は重要な課題」とあいさつ。市では運転免許を自主返納した高齢者に5千円を支給する制度を設けたことを説明した。

 県警によると、2021年に県内であった交通事故は1419件。20年は1585件で、166件減少した。一方で死者は20年より13人増えて31人だった。

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