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最新技術に関心 和歌山市でスマート農業フェア

「スマート農業」の実証事業について説明する県うめ研究所の大江孝明主任研究員(和歌山市で)
「スマート農業」の実証事業について説明する県うめ研究所の大江孝明主任研究員(和歌山市で)
 和歌山県は、ロボットやICT(情報通信技術)を活用した最先端の農業技術を紹介する「わかやまスマート農業フェア」を和歌山市で開いた。多くの生産者や農協職員、市町村職員らが参加し、最新農業技術に関心を高めた。

 県は長期総合計画で、農業の省力化や軽労化を目的に新技術導入を積極的に推進するとしている。

 講演会では県うめ研究所の大江孝明主任研究員が「農家人口が減っていて、耕作放棄地が増えている中で、産地を維持するために必要」と話し、農協などと協力し、みなべ町や上富田町の梅とミカンの園地で「スマート農業」の実証を実施していることを紹介した。

 実証では、自走式草刈り機や自動かん水装置、農薬散布用ドローン、収穫期は自走式運搬車や重量物の持ち上げ労力を軽減する着用型ロボットを活用。一方、課題もあるといい「梅やミカン栽培に合った農機に改良するようメーカーに提案したい」と話した。
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