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「古座街道」でマルシェ 古座川町高池に店並びにぎわう

多くの人でにぎわう「古座街道青空マルシェ」(29日、和歌山県古座川町高池で)
多くの人でにぎわう「古座街道青空マルシェ」(29日、和歌山県古座川町高池で)
 和歌山県古座川町高池を通る「古座街道」を舞台に29日、食べ物や物産、雑貨などを販売する「古座街道青空マルシェ」が開かれ、歴史ある街道が多くの人でにぎわった。

 田辺と古座(串本町)を最短で結ぶ街道で、熊野古道大辺路と朝来(上富田町)で分岐して山間部と古座川沿いを通り古座に至る。古くから人や物、情報交流の舞台となり、土道の残る箇所が2019年に文化庁の「歴史の道百選」に選ばれている。

 青空マルシェは古座街道沿いにある「やまさき屋旅館」(古座川町高池)が、地域活性化を目指して開いている。今回は歩行者天国になった約200メートルの町道沿いに町内外から参加した23の出店が並び、訪れた人たちが買い物を楽しんだ。兵庫県出身のシンガー・ソングライターでマンドリンプレーヤーの藍田真一さんが歌を披露し、催しを盛り上げた。

 三重県名張市から妻と訪れた男性(59)は「たまたま通りかかり、にぎわっていたので立ち寄った。昔ながらの街並みがにぎわうのはとても良いことだと思う」と買い物を楽しんでいた。

 やまさき屋旅館の女将・山﨑美知子さん(75)は「天気に恵まれ、出店者もお客さんも多くて最高にうれしい。皆さんのご協力が大変ありがたい。今後もこの催しを続けていきたい」と話していた。

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