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白浜空港で「自分磨き」 異業種から3人出向

南紀白浜エアポートに出向している(右から)正慶宗一郎さん、福田達仁さん、伊藤真章さん。夏季はアロハシャツを着る=和歌山県白浜町で
南紀白浜エアポートに出向している(右から)正慶宗一郎さん、福田達仁さん、伊藤真章さん。夏季はアロハシャツを着る=和歌山県白浜町で
 南紀白浜エアポート(和歌山県白浜町)に、異業種の3社から20~30代の3人が出向している。3人は自らの成長につなげようと意欲的で、エアポート社では「人材の多様性は会社の強みにつながる」と期待している。


 出向者は紀陽銀行(和歌山市)の福田達仁さん(35)、NEC(東京都)の正慶宗一郎さん(28)、建設コンサルタント「オリエンタルコンサルタンツ」(東京都)の伊藤真章さん(30)。エアポート社が3社からの申し入れを受け入れた。それぞれ1~2年間を予定している。

 銀行員として法人への営業などに携わってきた福田さんは4月から出向。「人間としての幅を広げ、今後に生かせる経験を積めると考えた。良い勉強ができる環境に来られた」と話す。誘客・地域活性化室の一員として、銀行での業務とは180度違う多彩な仕事を担う。仕事と休暇を合わせた「ワーケーション」の企画を考えたり、見学で空港を訪れた人たちを案内したりしている。

 「会社に打診された日のうちに決意した」と話す正慶さんも4月からの出向。ハードウエアの開発などを担っていたが、空港という場所で働くことにも魅力を感じた。NECとエアポート社は以前から連携して新技術の活用を模索しており、それらを地域に還元できる形にしたいと展望を語る。技術を作る立場から使う立場になったので、双方のマッチング(つなぎ合わせ)にも力を注ぎたいという。

 6月から出向している伊藤さんは「白浜に空港があることを知らなかった」と笑うが、新天地については「マイナスの要素が一つもない」と前向きだ。エアポート社では、土木施設や各種設備の効率的な管理、長寿命化を担う部署に所属する。公共施設をいかに維持していくかは全国共通の課題とされており「将来を見据えた上でも、そういう仕事ができるのは魅力だと思った」と話す。

 3人を受け入れたエアポート社の池田直隆オペレーションユニット長(43)は「大企業ではない会社で、知恵を絞り、汗をかくことで物事を成し遂げる楽しさや大変さを経験してもらえるといい。実行力だけでなく、冷静に判断する力も身に付けてもらいたい」と話している。

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